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石積み教室ワークショップ参加者様からのご質問と回答

10月、11月に開催いたしました「石積み教室ワークショップ」にご参加いただいた皆様ありがとうございました。終了後のアンケートでいただいたご質問を講師の金子先生にお尋ねいたしました。
今後の石積み作業の参考になれば幸いです。

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石積みに関するご質問と回答
Q1:ぐり石の代わりに古い瓦を砕いて使っても強度は問題ないでしょうか。
(瓦は古い石州瓦なので重いです。購入した本にはそのような事例も載っていました。)

A:瓦は脆いので、下の方に入れると強度的に問題はあります。入れるのであれば上の方に使う方が良いです。

Q2:石積みの最上部のぐり石の上に土をかけました。雨が降ると土はぐり石の中に入ってしまいます。
土をかける意味は何でしょう。(草の事とか考えるとぐり石のままにした方がいいと思います。)

A:上の段の使える土地を広げるためですが、グリのままでも大丈夫です。

Q3:外側のコーナーの組み方や、丸くなっているところの積み方の注意点をもう少し具体的に教えてください。

A:外のコーナーでは、角が最も高くなるように積むことがポイントです。曲線(外カーブ)の石積みは、お尻が特に細くなっている石を使う必要があります。

Q4:田んぼの法面、石垣ではないところが崩れたとき、その崩れたところのみを石垣にすることは、ありなのでしょうか。

A:ありです。ただ、外側の土にもたれかからないように、両端は石積みの角を作る必要があるので、平らな石を集めておく必要があります。

Q5:大型の運搬車、トラックが入らない場所での石の運搬はどんな方法が考えられるでしょうか。

A:4t車や2t車で数回に分けて運ぶ。そのような車も入らなければストックできるところまで運搬し、そこからは一輪車で運ぶ。 農業用のエンジン付きの運搬車なども重い石を一気に運ぶ時に有効です。

Q6:コンクリート壁のとなりを修復する時は、コンクリート壁に力がかからないほうがよいでしょうか? それとも利用してコンクリート壁にひっつけた方がよろしいでしょうか?

A:コンクリート壁にくっつけても問題ないです。

Q7:積み石のサイズが大きくなれば、グリ石のサイズも大きくしたほうが良いのでしょうか?また、大き目の砕石でもよいのでしょうか(S-60やM-40など)

A:積み石を固定するグリ石は積み石のサイズに応じて大きくした方が良いです。目安としては1個で積み石を固定できるほどの大きさです。後に詰めるグリ石は直径8cm前後が使いやすいです。

Q8:(今回の)石積みの石はもう少し大きさを変え、一回り大きい石があればもう少し旨く詰めたのではないでしょうか?

A:石の積みやすさは大きさよりも形に影響されるため、ツラがあり、控えが長い石であればもっと積みやすかったと思います。

Q9:てみは石積み用の物だったのでしょうか。強度もありよかったです

A:てみは石積み用ではありません。体にフィットする持ちやすいサイズで強い材質のポリプロピレンを選びました。石積み用のテミは「石み」と言って、アロン社の石みがおすすめです。インターネットで購入できます。かなり丈夫でおすすめです。

Q10:地盤が軟弱な場合の対応

A:
・2mくらいまでの高さの石積みは固い地盤が出るまで掘る。
・田んぼなどで固い地層に当たらない場合は、掘ったところに砂利やグリ石を敷く。常に水があるところでは、松の丸太を1番下に敷いてもよい。
・大概の石積みでは、ある程度掘るとそこそこ固い地盤にあたります。

 

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