石灰を運んだ懐かしの三重連SLがジオラマに(新見市観光案内所にて期間限定展示中)

かつて足立から姫路の広畑製鉄所まで石灰を運ぶための蒸気機関車(SL)が運行していました。
三重連(三両連結された)のSLが走る様は鉄道ファンからも人気で、1972年(昭和47年)の終了まで多くの方が撮影に訪れたそうです。
※SLについては弊社歴史ページでもご紹介しております。
三重連SLの撮影スポットとして人気のあった新見市布原の布原駅周辺を再現したジオラマが、2026年3月末までの期間限定で新見市観光案内所にて展示されています。


▲当時鉄道ファンが多数訪れた布原駅周辺が再現されています。
このジオラマは鉄道カメラマンの坪内正美氏と香川県の鉄道ファングループの方たちにより製作されたもので、1,000枚を超える写真や動画を集めた事前の調査・準備を含め、およそ1年かかっているそうです。山あいの田んぼと家の間を縫うように走るSL、カメラを持った大勢のファンなど当時の情景が細かに再現されており、さらにSLの走行中には走行音や汽笛の音も流れ臨場感も感じる作品となっています。



撮影する方たち




記念グッズの展示


ジオラマ以外にも写真パネルや切符、レコードや筆箱などの記念グッズ(展示のみ)。そして当時布原駅にあった三重連の走行があるか無いかを知らせる札(※)やスタンプまで再現されています。
※三重連が走るかどうかは当日にならないとわからないため。
当時を知る方はもちろん、知らない方にとっても昭和の一風景が細やかに再現されたジオラマはきっとお楽しみいただけるかと思います。また新見市観光案内所では新見のお土産も多数販売されていますので、観光の際にはぜひお立ち寄りください。
最後に、この素晴らしい鉄道模型を製作された坪内様とグループの皆様、展示スペースを提供された新見市観光案内所様にはお礼を申し上げます。
【新見市観光案内所 / ジオラマ展示情報】
・ホームページ:https://niimi.gr.jp/
・住所:岡山県新見市西方472-10(JR新見駅前すぐ)
・営業時間:9:00~17:00 (水曜定休)
・展示期間:2026年3月末頃まで
※観覧は営業時間中いつでも可能とのことですが、SLが走る時間は9:17、12:00、15:00の3回となっています。
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